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応用情報に一発合格したので教材や勉強方法を書く

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どうも、K介です。


令和3年秋期の応用情報技術者試験(以降、応用情報と呼びます)を受験してたんですが、先日12月17日にその結果発表がありまして。

合格してました。

一発でクリアできてよかったです。


今回は、応用情報を受験するにあたって実際に使用した教材やその活用方法、勉強のコツなどなど書いていこうと思います。


今後受験を考える人たちの参考になればうれしいね。

初期ステータス

ツイッターでは「応用情報はヌルゲー。ノー勉で合格余裕だった」みたいなイキリ発言をしている人もいますが、あれは嘘です


そういう人たちはシンプルに頭が良いか、応用情報に関連する内容を趣味やら業務やらでゴリゴリに積んでいる俺TUEEEEEか、実は猛勉強してるくせに試験当日に「いやー全然してないわー」とか言っちゃうタイプのどれかなので決して真に受けないでください。


じゃあお前はどうなの?となるかもしれないので、いちおう私が応用情報の勉強を始めたときの初期ステータスを書いておきます。

そんなの興味ねーよという人は 使用した教材・活用方法 まで読み飛ばしちゃってください。

ざっくり経歴


大学:情報系ではないけど工学部。大学院も行きました。
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1社目:電気通信関係の現場作業者(1年くらい)
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2社目:開発エンジニア(1年と数か月)←現職


パット見試験に有利そうな経歴だと思うかもしれませんが、そもそも物覚えが悪すぎて全然活かせている感じはなかったです。

午前の過去問を初見でやったときは正答率30~40%くらいで、知識問題や計算問題は壊滅的でした。


逆にいえば、前提知識や実務経験がガバガバでも勉強すれば合格できる試験なんですよね。(当たり前)


個人的にプログラミングの勉強をしていた時期もちらほらありますが、そのすべてが記憶から消えていたのでノーカンとします。

nagoyanofes.hatenadiary.jp


情報処理技術者試験の受験歴

www.jitec.ipa.go.jp


公式サイトを見ていただくとわかるように、応用情報は基本情報の進化版みたいな立ち位置にあります。

私は基本情報を受けたことがありませんでしたが、今回いきなり応用情報を受験しました。

ちょうど今回から受験料が値上がりしたのでキレながら申し込みました。


基本情報をすっ飛ばしたのは次のような理由あってのことです。

  • 午前問題の難易度があまり変わらない(らしい)こと
  • 基本情報に合格したからといって応用情報の午前問題が免除されるといった恩恵がないこと


まあ何回も受験するのがめんどくさかっただけですね。

使用した教材・活用方法

応用情報技術者過去問道場

www.ap-siken.com


その名の通り応用情報の過去問をまとめている超有名サイトです。

午前問題の勉強はほとんどこのサイトだけやってました。

午前問題では過去に出題された問題をそのまま使いまわすことが多く、かなりの部分が暗記ゲーです。

本来計算が必要な問題でも問題文を見ただけで答えを思い出せるくらい過去問を繰り返し解いていきましょう。
(過去問道場はそれぞれの問題に解説もあるので、解き方までしっかり理解するのがベストではあります)


過去問道場を使うなら、ユーザー登録はしておいたほうが良いです。

ユーザー登録をすると履歴に関わる機能が使えるようになり、問題にチェックマークを付けたり、直近で間違えた問題のみを復習できたりしてめっちゃ捗ります。

登録にはメールアドレスが必要なので適当な捨てアドを用意しておきましょう。

応用情報技術者 午後問題の重点対策


タイトルそのまま午後問題の対策本です。
通称「緑本」。(以降、緑本

午後問題はこの本で雰囲気を掴み、本番が近くなったら過去問道場で実際の問題にいくつか触れるという流れで勉強しました。

午後問は記述問題ですから同じ問題が出ることはありません。

1周目はマジメに演習問題をやりましたが2周目はこんな感じで考えるんだっけ…くらいに緩く読み返す程度でした。
(戦略系やマネジメント系は数こなすしかない感じがしたので見返していません)

この本は解説がとても丁寧なところがよかったです。

ただ答えまでの過程を並べるのではなく、詰まりそうなポイントを一つひとつ抑えてくれているため、疑問点を解消しながら読み進めることができました。


また、序盤の第3章までは試験の特徴やこの本を使った学習方法などが紹介されています。

ページ数としては少ないですが、勉強を進めるうえで為になる情報が多いため、買ったよという方はぜひそちらも読んでみてください。


ちなみに、購入者特典として追加の演習問題と解説が用意されており、そちらもかなりのボリュームです。欲張りセットですね。(私は完走諦めました)

応用情報技術者合格教本


参考書です。

午前問題は暗記ゲーな側面が大きいものの、やっぱり知識は必要なんですよね。


過去問道場の解説を読んでもよくわからん、というかそもそもの前提知識が備わってないんだよな、みたいなタイミングで使いたくて買いました。

基本的には過去問の問題文や解説で出てきた知らない単語を索引から引いていくやり方です。


ただ、購入したのが試験の3週間くらい前だったせいでフル活用とはいきませんでした。

それまでは都度(元気があれば)ググってましたが、やっぱり情報がまとまっている本を手元に置いておくほうが効率的ですね。

勉強方法

ここでは、はじめにコツの話、その後に午前問題・午後問題それぞれの具体的な勉強方法を書きます。

勉強のコツ

ほかの資格試験にも活かせそうな勉強のコツを3つ紹介します。

  • 毎日1問でも解く
  • 毎週友人と作業通話をする
  • リハーサルをする

それぞれ軽く補足しておきます。

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毎日1問でも解く

とりあえず毎日過去問道場を開いて、1問だけでも解くようにしていました。

意識低いマンには勉強の習慣なんてないので、まずは勉強を習慣っぽくするところから始めた感じです。

じっさい継続は大事。


でも疲れていたときとかふつうに寝てました。

じっさい無理は禁物。


毎週友人と作業通話をする

一人だとまったくやる気が出ないようなときが大半なので、同じタイミングで応用情報を受験予定だった友人と毎週通話しながら勉強していました。


自分に期待してはいけません。どうせやらないんだから。


友人と約束することで勉強を強制イベント化させましょう。

私自身だらだら話しながらではありましたが、一人だったらそもそも机に向かってなかったと思うので圧倒的プラスになりました。


そんな都合の良い友人はいねぇ!ということであれば、ツイッターなりラインなりで誰かに向けて「今から勉強するわ!」と宣言してみると良いと思います。

誰かしら巻き込んでいくことで後戻りできなくしていくスタイル。


リハーサルをする

本番の1週間前、2週間前にそれぞれ当日と同じスケジュールで午前問題・午後問題を解きました。

このリハーサルはやっておいてよかったなと思います。


午前問題・午後問題それぞれの時間配分の感覚を掴めるし、問題を解く順番などいろいろ発見がありました。

あとシンプルにどれくらい疲れるかがわかります。


本番までに覚悟の準備をしておく意味でたいへん有用。

午前問題

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午前問題の勉強方法です。

  • ひたすら過去問道場をループ
  • 解説を見ても知らね~となったら参考書を読む


これだけ。

最終的には5年分の春・秋それぞれ(計10回分)を解いてました。

一回で最後までやるぜ!みたいなモチベはなかったのでその日の気分で1問だったり10問だったりちまちま進めていきました。


1問解く→解説読む→わからなかったら参考書読むを淡々と繰り返していく感じです。


2周目以降は過去問道場のチェック機能を使って間違えた問題だけ繰り返すやり方です。


何回もやっていると計算問題でも答えだけ覚えちゃったりする(計算方法は覚えていない)んですが、応用情報は計算問題すら全く同じまま使いまわすことがよくあるので地味に有効です。

むしろ計算する時間がいらない分時短になる。

ぼくはだるくて捨てましたが、余裕があれば論理回路くらいは覚えておいたほうが良いかもしれません。


取り組む問題数が増えるほどあーまたこの問題出てるわ、となります。

やっぱ暗記ゲーなんだよな。


なお、直近の2回分はリハーサル用に残しておいて終盤に重点的に繰り返していました。

午後問題

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午後問題の勉強方法です。

  • 緑本やる
  • 分野を絞る
  • 過去問道場やる


まずは緑本をやって午後問題の雰囲気をつかむところから始めました。


この本のなかで書いてありますが、情報セキュリティ(必須選択)、システムアーキテクチャ、ネットワーク、データベースは午後問特有のポイントみたいなものがあって、考え方・解き方を覚えればいけそうな感じがします。(とはいえ知識は必要です)

なので、上記の分野はとりあえず1周しました。


その他の分野は出題範囲が広いらしく、パラパラ読んでワンチャンありそうに感じた戦略系とマネジメント系だけやりました。


プログラミング、組込みシステム開発、情報システム開発は捨てた。

開発エンジニアとは…。


その後、過去問道場でお試し感覚で2回分と、リハーサルで2回分の計4回やりました。

データベースはお試し感覚で2回分やったところカスみたいな点数しか取れなかったので捨てました。

開発エンジニアとは…。


最終的に生き残ったのは、必須選択の情報セキュリティを除き、


の6分野でした。

実際に選択して解くのは4問だけなので、本番でこれらの問題を見ていけそうなところを選びました。


受験して改めて思ったのですが、選択問題のうち、4問しか対策しないってのはリスキーです。

変な問題が出たときに詰んでしまうので。

全部を完ぺきに仕上げるまではいかないにしても、手数に余裕を持たせておくと本番で柔軟な立ち回りができます。


私の最終的な仕上がりはネットワークは微妙、戦略系は完全にテーマ次第、マネジメント系はテーマ次第とはいえたぶん5~6割、システムアーキテクチャはたぶん6割いけそう、システム監査はよっぽど大丈夫そう、くらいの仕上がりでした。

改めて書くとけっこうギリギリですね。


ちなみに本番では経営戦略、システムアーキテクチャサービスマネジメント、システム監査の4つを選択しました。

まとめ

以上が応用情報に合格するまでに私がやった勉強の内容でした。

改めてまとめておくとこんな感じです。

  • 強制イベントを設けつつ勉強ムーブを習慣する
  • 午前問題は暗記ゲーなので周回あるのみ
  • 午後問題は得意分野や底上げできそうな分野を見定める


ひとつでも参考になる部分があればうれしいです。


今回は文字数の都合でやめましたが、そのうち試験本番までにどんな勉強をどのくらいやったかみたいな話を時系列で書けたらいいなと思います。


ありがとうございました。