BLACK LAGOON（ブラック・ラグーン）／たばこの話。
アニメや漫画のキャラクターに影響されて、何かを始めた経験がある人は少なくないのではないでしょうか。
自分の場合は、たばこがそれに当たります。今回は、私がたばこを吸うきっかけとなったブラックラグーンという作品や、実際にたばこを吸ってみた感想などをまとめました。
BLACK LAGOON（ブラック・ラグーン）とたばこ
ブラック・ラグーンとは？
ブラック・ラグーンは広江礼威先生による漫画作品です。過去にはアニメ化もした人気作で、現在もサンデーGXにて連載中です。あらすじはwikipediaからの引用ですが、こんな感じです。
タイの架空の犯罪都市ロアナプラを舞台に、荒事も請け負う運び屋と、いわゆる裏社会に属する組織や人物たちが繰り広げるクライムアクション作品。
わかりますか？このあらすじから滲み出る中二病感。初めて読んだのは高校生の時でしたが、当時中二病を患っていた私にはドストライクの内容でした。登場人物は口が悪いし、銃火器を打ちまくるしで過激な描写が盛りだくさんです。
ちなみにこの作品、登場する女性キャラクターが基本的にメチャクチャ強いです。「俺が守ってあげなきゃ…！」みたいに庇護欲を誘う女キャラはいません。でも、そこが良い。個人的に大好きな作品なので是非とも読んでほしい。
また、作者である広江礼威先生は、アニメ「Re:CREATORS（レクリエイターズ）」の原作・キャラクター原案も手掛けています。こちらも良かったらチェックしてみてください。
話を戻します。クライムアクションと評されるブラックラグーンですが、作中に登場するキャラクターの多くが喫煙者です。こういうの見てると、まぁ、憧れちゃうんですよね……。それぞれのキャラで吸っている銘柄も異なるので、キャラクターへの思い入れが銘柄選びに影響する、なんてこともあります（体験談）。以下では、判明している範囲で、更に、私自身が試した経験のあるものという条件付きですが、主要キャラクターの使用しているたばこ銘柄についてまとめました。ぜひ参考にしてください！
主要キャラが吸っている銘柄
本作の主要キャラは、ロアナプラを拠点に活動している運び屋「ラグーン商会」の面々です。簡単な紹介のみにとどめますが、元商社マンで本作の主人公ロック（左）、二丁の拳銃を操る用心棒レヴィ（真ん中の女性）、商会を取り仕切る謎多き男ダッチ（右）、コンピュータオタクのベニー（ロック、レヴィの後ろ）からなる４人がラグーン商会のメンバーです。
それぞれのキャラクターが愛用しているたばこは次のとおりです。
それぞれの銘柄について見ていきましょう。
ラッキー・ストライク
まずはラッキー・ストライクです。
レヴィが愛用するタバコです。ラッキー・ストライクといえば年齢を問わずいろんな人が吸っているイメージがあります。その普及度は次元を超えるもので、様々なアニメや小説などのキャラクターに愛用される銘柄です（興味がある方はググってみてください）。自分も現在メインで吸っています。
ラッキーストライクを吸うと、周りの人からはとにかく「たばこ臭い！」と言われます。味もキツめでいかにも煙！！という感じがします。箱はソフトとボックスの２種類あります。ソフトとボックスの違いとして、ソフトはその名の通り柔らかい箱で、上部の銀紙を剥がしてたばこを取り出しますが、一方のボックスは固い箱で、銀紙でなくフタになっています。どちらも味は同じという設定です。ただ、実際に吸ってみるとボックスのほうはやや辛く感じました。
ナチュラルアメリカンスピリット（ソフトパック）
続いてはロック、ダッチが好むナチュラルアメリカンスピリット（ソフトパック）。
実はこれ、現在日本では発売されていません。パッケージのリニューアルがあり、ソフトタイプの箱からボックスへ、更には箱の色まで変更されてしまいました（水色→青色）。自分もブラック・ラグーンでロックたちが吸っているオリジナル版は吸ったことがありません…。ちなみにリニューアル版の名称は「ナチュラル・アメリカン・スピリット・ターコイズ」です。
写真は蓋を開けてこれから内紙破るぞ～というところ。たばこ自体の写真撮るのは忘れてました。すまない…。
アメスピの一番の特徴はなんといっても燃焼時間の長さ。とくかく減りが遅く、たばこ休憩が通常の３割増しくらいになります。これは、アメスピが無添加だからこそみたいな話を聞いたことがあります。添加物は燃焼しやすくするとかまあ色々目的があって大抵のタバコには入ってるらしいんですが、アメスピはそれがないオーガニックなところを売りにしています。といっても結局たばこなのでもちろん健康には悪いです。
パーラメント（2017/10/27 追加）
ブラックラグーンの舞台ロアナプラにおいて、ホテルモスクワというロシア系マフィアを牛耳る女、バラライカ。作中でも屈指のヤバイ御仁です。彼女は上のコミック表紙絵にもあるように、普段は葉巻を嗜むのですが、作中ではパーラメントという銘柄のタバコを吸っていた描写もあります。
そんな彼女も吸っているパーラメント、その最大の特徴はフィルターの形状です。写真だとわかりにくくて申し訳ないのですが、吸い口とフィルターの間に謎の空間があるんです。wikipediaによると、この空間があることで煙を冷ます効果があるらしいです。へぇー。
味についてはあまり個性的な感じはしませんでした。普段からラッキー・ストライクばっかり吸っているからか？しかし裏を返せば吸いやすいとも言えます。
個人的には、灰を払うときにとてもサラサラと落ちていくのが印象的でした。それが原因かはわかりませんが、他のタバコを吸うときよりも無意識に気を遣って吸いました。たばこ相手に気を遣うって何だよ？と思われるかもしれませんが、これは是非実際に体験してほしいですね。特に赤マルとかラッキー・ストライクを普段吸っている人に。これは後から知ったことですが、パーラメント（parliament）の形容詞（parliamentary）には「品位のある」という意味があるようです。→ソース。
つまりそういうことなんだと思います。
たばこを吸ってみた結果
ここからは、私がはじめてたばこを吸ったときに困ったことや、今までに感じたたばこの利点欠点について紹介します。
はじめてのたばこ
- ライターが点けられなかった
たばこをはじめて吸ったとき、まずライターが点けられませんでした。使ったのはフリント式のよくあるライター。火花で着火させるやつです。初めてだと結構難しいんですよね…。今となっては慣れてしまいましたが、当時は友達に点けてもらいました。
言葉にすると難しいですが、スイッチ部分を押すというより、ヤスリ部分（歯車みたいなやつ）を勢いよくこする感覚でやると上手く点くと思います。
- 火の点け方がわからなかった
それと吸いながらでないと火が点かないこと。これも吸い始めて知りました。アニメや漫画のキャラがたばこに火を点けるとき、いつも口にくわえていたのはカッコつけじゃなかったのか…とこの時知りました。
もしも口に加えずに着火してるシーンを見かけたら、「オイオイこの作者たばこ吸ったことねぇな？笑」等マウントを取れます。
- 吸い方を知らなかった
たばこを初めて吸ったときは吸い方を知らなかったため咽てしまいました。吸い込む量もそうですが、タバコには咽ない吸い方というのがあります。
- 口の中で煙が止まるように吸います。（肺まで空気を入れない）
- 鼻から大きく息を吸います。（これによって口の中の煙も一緒に取り込まれる）
- 煙を吐きます。（以下、これらを繰り返す）
また、吸い方によって吐き出す煙の動きが変わります。口に含んだだけですぐ吐き出すと、煙はふわっと広がります。一方で、肺まで吸い込んだ場合にはまっすぐ進む感じで出ていきます。
- ヤニクラになった
たばこを吸い過ぎると頭がクラクラすることがあります（これをヤニクラと呼びます）。これはたばこに含まれるニコチンが原因なのですが、私が愛用しているラッキー・ストライクは市販のたばこの中ではニコチンが多い部類です。初めての喫煙で加減がわからない自分はしっかりヤニクラを起こしました。
余談ですが、たばこに含まれるニコチンやタールの量は銘柄によって異なります。これらが多いほどキツイたばこ、という認識です。
良かったこと
たばこを吸いだして最も良かったと思うことは、喫煙者とのつながりができたことです。同じ年代の喫煙者は少なく、喫煙できる場所も限られていますが、だからこそ親しみを持ちやすいのかもしれません。それまであまり話したことがなかった同級生と喫煙所でばったり会って以来、仲良くなったなんてこともありました。たばこ全盛期に吸い始めたおじさんたちに対しても、相手の銘柄を覚えておいて後日渡したりするとポイント上がる、といった話を聞いたことがあります。
良くなかったこと
健康面と経済面、あと清潔感の問題があります。健康を考えればそりゃあ吸わないほうが良いに決まっています。また、たばこには高い高い税金がかけられており、月々の出費もかさみます。清潔感は臭いの問題です。既に述べた通り、ラッキーストライクなんかはキツイ臭いが残るため、非喫煙者相手には受けが悪いです。社会に出てからは特に消臭に気を遣うことになるでしょう。
最後に
正直な話をすると、自分もさっさとたばこを止めたほうがいいなと思っています。喫煙のメリットとデメリットを比べれば明らかなことですよね。そう思ってはいるのですが、寝つきの悪い夜なんかに近くのコンビニへ足を伸ばして、お供にコーヒーを買って一服…というのがまた良いモノで困っています。
いずれにせよ、たばこを吸うときは自己責任で。吸い過ぎにはくれぐれも注意しましょう。
それでは！
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