きっかけなんて些細なモンですよ。

『ぐらんぶる』を読んでダイビング行ってきた。

ぐらんぶる、というマンガがある。原作は「バカとテストと召喚獣」の作者であり、アニメ「プリズマ☆イリヤ」で脚本を務める井上堅二。もうこの時点で面白くない可能性がほとんど消えてる。そして絵も良い。女性キャラはかわいいし、ちゃんと男性の身体は筋肉を描いている。

ぐらんぶる(1) (アフタヌーンコミックス)

知ったのはつい最近だけど、自分の中では大学生の男友達に勧めたいマンガランキング第一位の作品になってる。実際に、これを数人の友達に勧めたが、全員から非常に好評だった。

そこでふと思いついた。

そうだ、ダイビングに行こう。

というわけで9月某日、ダイビングへ行ってきた。今回はその体験レポートを残しておこうと思う。

体験ダイビング

ダイビングにはライセンスが必要なのでは?と思うかもしれない。それは確かにそう。だけど、体験ダイビングというライセンスなしでも楽しめるものがある。これに参加するには、水着とタオルだけあれば良い。ダイビングに必要な機材は全てお店が用意してくれる。優しい。

体験先は伊豆

ダイビングスポットとして有名な伊豆

今回、体験ダイビングをさせて頂いたのは静岡県伊豆半島八幡野ダイビングセンター。伊豆はダイビングスポットとして有名らしく、このお店はダイビング経験者の友人が勧めてくれた。ここでは体験ダイビングのほかにもスノーケリングや磯釣りなどが楽しめるので飽きないだろう、とのこと。体験ダイビングは1万円くらいだった。ちなみに、ぐらんぶるの舞台も伊豆。やったね。

アクセスが難しい

体験ダイビングのために、ぐらんぶるを読ませた友人3人と共に車で名古屋から伊豆へ向かった。ダイビングセンターまでの道のりはなかなかに大変だった。というのは、えげつない山道の存在。グーグルマップの案内に従って進んだけど、きついカーブは多いし見通しは悪いしで、経験者じゃないとすれ違い一つで苦労するような道だった。お金があるなら電車とタクシーを使うのが正解だと思う。名古屋からだと片道1万くらいで行けるっぽい。

体験!…の前に

まずはスーツと靴のサイズ合わせ。そのあと、ゴーグルとフィン(足につけるひれみたいなやつ)を選んだ。自分は目が悪いんだけど、ゴーグルには度入りのものもあって助かった。いったんここまで借りて、スノーケリング組に合流した。

体験ダイビングの前に、水に慣れることから始めましょう、ということでスノーケリングをした。スノーケリング組はライフジャケットをつけていたが、体験ダイビング組はライフジャケットなしでのスノーケリングだった。まあこの後潜るし当たり前か。

スノーケリングでは、フィンの存在感がなんとも言い難かった。気持ちとしては軽く動かした程度でも大きく動く。なかなか慣れない感覚だった。スノーケリングはほとんど海の表面から見ている状態だったものの、それでも比較的浅いところを泳いだからだろうか、底のほうで泳ぐ魚が見られた。これだけでも普通に楽しかった。

海中へ

機材

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(画像はPixabayより)

 

体験ダイビングでレンタルした機材は以下の通り。

  • ダイビングスーツ
  • ゴーグル(スノーケル付き)
  • フィン
  • ボンベ一式(ボンベ、それを背負う用のジャケット的なもの)
  • 重り

確かこのくらいだったと思う。

ボンベ一式と重りはスノーケル後に、インストラクターさんに手伝ってもらいながらなんとか装着。ボンベ重い。陸から海に移動するまでに体力持っていかれた。重りは沈むためにつけるんだと思う。たぶん。

説明

機材を装備しながらダイビング中の説明を受ける。水圧で耳が痛くなることを防ぐための耳抜きや、言葉を交わせない水中で重要なハンドサインなどを教えてもらった。この辺り、ぐらんぶるで読んだことが出て来て心の中でにやりとしていた。

実践

説明が終わるといよいよ本番。インストラクターさんたちと海へ入る。

思い出1:浮いた

ロープ伝いに海中へと潜っていくのだが、ここで問題が発生。ロープを離したら、海の底の岩などを掴むよう言われていたのだけど、それらを掴む前に浮いてしまった。クソ重いボンベを背負っているのにぐんぐん浮いた。これはまずい。もがいてみるがすぐさま海水面に戻ってしまった。しかしこういう客には慣れているのだろうか、インストラクターさんの一人が手を引っ張り海低まで連れて行ってくれた。ありがたや…。

思い出2:呼吸に一苦労

水中ではボンベから酸素を口で吸い込むことで呼吸をする。しかしこれまた難しい。確かに吸っているのに、息苦しさを感じてしまう。早々にリタイアが見えてきたが、ここで先導するインストラクターさんが携帯ボードに何か書き込み、こちらに見せてきた。

「息を吐くと沈みやすいです」

試しに全力で吐く。沈んだ。だがそれ以上に楽になった。あなたが神か。できれば潜る前に知りたかったけど。とにかくこの後は息苦しさも消え、俺水中で呼吸してる!すごい!!とハイテンションになった。

思い出3:体勢を保つことの難しさ

体験ダイビングはインストラクターさんについていく形で行われた。いきなり浮いてしまう程度には適応能力が低い自分は体勢の維持にも手間取った。海の中でも波があり、それでボンベが煽られると身体も傾いてしまう。後半は慣れてきたが、はじめのうちは体勢が崩れるだけで焦った。

思い出4:海の生き物を間近で

ここまで苦労した話が続いてしまったので、最後に楽しかった話をしておく。今回は体験ダイビングのため、潜ったといってもおそらく5m程度だった。しかし、間近で海の生き物を見られる点で、スノーケリングとは大きく違っていたように思う。魚が目の前を通り過ぎていくのを見た時、水族館とは違った感動があった。同じ空間を泳いでいるからこそなのかもしれない。ナマコも触った。気持ち悪かった。インストラクターさんが小さな魚(名前忘れた)の群れを手で誘導してこちらに向けたのはプロの技という感じがしてカッコよかった。

体験ダイビングの後に

体験ダイビングで実際に潜っていたのは、はっきりとはわからないが1時間に満たなかったと思う。それでも、陸に上がったときの満足感は十二分にあった。友人たちも楽しんでいたようで、みんなであれが難しかった、あれはすごかった、などと素人なりに盛り上がった。まだ体験時間は残っており、インストラクターさんから時間までスノーケリングをしていて良いと言われた。友人たちは元気にスノーケリングへ向かったが、自分はトイレに行きたかったのでそのままスーツなどを脱いで返却した。ちなみに着るときよりも脱ぐときのほうが苦労した。スーツは水で濡れていてずしりと重かった。

一人だけ先に終わってしまって暇を持て余すかも、と思ったけど、案外そんなことはなかった。むしろ一人で良かったかもしれない。ダイビングセンターのベンチでタバコを吸いながらぼんやりと海を見ていた。良く晴れていたけど、日陰は適度に涼しい。適度の疲労もあってか、さっきまであそこで潜っていたのか、と余韻に浸っていた。気付けば友人たちも海から上がっていて、全員で海沿いを散策した。

感想

体験ダイビングのレポートは以上。今回の感想は「クソ楽しかった!!」の一言に尽きる。ぐらんぶるを読んで興味を持ち、ノリと勢いで行ったダイビングだったけど、はじまってみるとぐらんぶる関係なく楽しんでいた。インストラクターさんも丁寧に教えてくれたので安心して潜れた。行って良かった。